保育士試験の独学での心構え
保育士試験を独学で勉強する場合には、勉強の仕方をある程度把握しておく必要があります。
筆記試験では、8教科、9科目を受けることになりますので、幅広い知識を求められる難しい試験です。
勉強の範囲が多岐に渡ってしまいますが、実際には、ベースとなる重要な知識と考え方の部分は各科目に共通していますので、複数科目に似ている問題が出題されています。
つまり、1科目毎に分けて勉強するのではなく全体像をイメージするように勉強を進めていくことがお勧めです。
よって、問題集を選ぶ際には、全科目がまとまっているものが使いやすいと考えられ、過去問題も必ず勉強しておく必要がありますので過去問題集はこなしておきます。
保育士試験の出題は範囲が広く、全てを暗記となると必ず挫折しますので、やみくもに詰め込むのは危険です。
効率良く勉強するためには、過去問題集から始めて筆記試験の傾向を把握してから対策を考えるとわかりやすいです。
過去問題集で試験のイメージができたら、テキストを利用して知識のインプットを行い、そのまますぐに問題集を利用してアウトプットを行います。
人の脳味噌は、覚えることではなく思い出すことで記憶を定着させていると言われています。
つまり、少しずつインプットをしてはアウトプットをして、これを何度も繰り返して問題を記憶させるのです。
この要領で、問題集とテキスト、過去問題集を上手く回して、知識を立体にからめて構築していきます。
当日の心構えは、周りがみんなできる人に見えてしまうと思いますが、緊張しているのは全員同じですので、落ち着いて用意を進めます。
時間には余裕を持って会場にいき、トイレの位置等を確認して自分の席に座ったら、頭の中でイエージトレーニングをして時間がくるのを待ちます。
通信教育の利用と比較
保育士試験の通信講座もたくさんのスクールで受講することができますので、保育士を目指すのであれば利用がお勧めとなります。
例えば、ヒューマンアカデミーのたのまなの場合、学習目安は6ヶ月で料金46000円、講義用DVDと音声CDにテキスト学習の3方向学習システムが特徴です。
次に、ユーキャンでは学習目安は12ヶ月で料金59000円、独自のポイントを絞ったオリジナル教材が特徴です。
四谷学院の場合は、学習目安は8ヶ月で料金79800円、プログラムの特徴は55段階学習システムとなっています。
保育士試験のポイント
保育士試験の学科試験の合格基準は6割程度となり、つまり6割の点数がとれれば全員が合格するということです。
満点を目指す必要も、他の受験者と競う必要もありません、ただ60%のギリギリを目指して必要最低限、効率良く合格を目指します。
保育士試験は1度合格したらその科目は3年有効となりますので、1度に8科目合格する必要はないのです。
おおよそ3年計画で8科目をコツコツ合格し、積み上げていけば保育士試験に合格できます。